性の悩みは人に相談しにくいもので、男性の場合には包茎で悩んでいる人も多くいます。包茎の中で最も多いのが仮性包茎で、日本人男性の半数以上が該当するといわれています。温泉などに皆で一緒に入る際に恥ずかしいと感じたり、恋人に見られるのが気になるという人も多いようです。
仮性包茎の場合には包皮に亀頭部分が亀頭部分が覆われていますが、勃起した時には露出させることができます。そのため性行為は問題なく行えることがほとんどです。しかし、汚れが溜まりやすいので雑菌が繁殖しやすく不衛生だったり、性感染症になりやすいといわれています。
仮性包茎の場合には手術は必要?
包茎には大きく分けて。真性包茎と仮性包茎の2種類があります。真性包茎は、先端の包皮が狭くなっていて、手で剥いて亀頭を露出させることができません。通常時だけではなく勃起時も亀頭は包皮に覆われています。そのため性行為を行うには手術を受ける必要があります。仮性包茎の場合には、普段は亀頭が包皮に覆われているものの勃起時には露出させることができます。性行為は行えるので必ずしも手術が必要というわけではありませんが、様々なデメリットがあります。
まず、汚れが溜まりやすいので雑菌が繁殖しやすく、不衛生になりやすいことが挙げられます。悪臭の原因にもなりかねません。また、性感染症にもかかりやすいとされており、性行為を通して恋人や配偶者などに性感染症をうつしてしまうこともあります。また、男性の場合には仮性包茎であることが、コンプレックスになることも多いようです。
子供の頃は基本的に皆包茎ですが、成長するにしたがってペニスが成長し亀頭も露出していきます。しかし、その途中で止まってしまうことがあり、包茎のままになります。中学生や高校生などは性の関心が目覚める時期で非常にデリケートなので、恥ずかしいと感じることが多くあります。
仮性包茎の治療法とその特徴
仮性包茎の治療では、包皮の一部を切除する手術を行うのが主流となっています。手術にかかる時間は20分から1時間程度で、入院することなく日帰りで行うことができます。泌尿器科のクリニックやメンズクリニックなどで行われており、包茎治療を専門に行っているクリニックもあります。
手術には、環状切開法や亀頭直下法、根元法などの方法があります。環状切開法は一般的な手術方法で、ペニスの余分な皮膚を中央で切除する方法になります。最もオーソドックスで広く行われている方法ですが、傷跡が真ん中にできてしまうので見た目を気にする人もいます。亀頭直下法は、たるんでいる皮膚を直接切除する方法です。傷跡が残りにくく、自然な見た目に仕上がるのが特徴になります。根元法は根元の皮膚を切り取って、前方のたるんでいる皮膚を根元に引っ張る手術法です。根元法も傷跡が目立ちにくい手術法とされます。
デリケートな部分なので手術というと躊躇ってしまう人も多いですが、手術自体は短時間でわりと簡単に終わります。手術時には麻酔が使われるので、痛みを感じることはありません。翌日から仕事に行ったりすることも可能です。ただし、術後しばらくは腫れたりします。
どんなクリニックを選べばいいのか
包茎治療を行っているクリニックは色々ありますが、どのようなポイントに気を付けて選べばいいのでしょうか。費用はクリニックによって違いますし、手術方法などにも違いがあります。事前にホームページなどで情報収集をして、自分の目的に合ったところを選ぶようにしましょう。失敗してしまうと取り返しがつかないので、信頼できる医師やクリニックを選ぶ必要があります。
カウンセリングを受ける際には、何か疑問点や不安点がある場合にはどんどん質問してみるのがおすすめです。インフォームドコンセントを重要視しており、費用面も含めて丁寧に説明してくれるところがいいでしょう。包皮を切除する際に長すぎれば、せっかく手術したのに仮性包茎のままということもあります。満足できなかったので、再手術ということもありえます。
また、それとは反対に短すぎると、突っ張った感じを受けてしまうこともあります。その場合には再手術することはできないので注意が必要です。そのため仮性包茎の手術をする際には、手術実績が豊富なクリニックを選ぶようにしましょう。仕上がり具合は医師の技量によっても大きく左右されます。ただ安ければいいというわけではなく、技術面や費用面、アフターフォローなどを総合的に判断して心から納得できるクリニックを選ぶことが大切です。
まとめ
仮性包茎は、汚れが溜まりやすく雑菌が繁殖しやすいので不衛生になりがちです。性感染症も引き起こしやすいので、手術をして治療を行うとそういった問題を解消することができます。デリケートな音大なので、仮性包茎であることがコンプレックスになっていることもあります。
手術には、環状切開法・亀頭直下法・根元法などの方法があります。環状切開法は最もオーソドックスな方法で広く普及していますが、傷跡が真ん中にできてしまうのが特徴です。亀頭直下法と根元法は傷跡が目立ちにくい手術法になります。クリニックを選ぶ際には、信頼できるところを選ぶことが大切です。
手術法だけでなく費用についても手術前に明確に提示いたします